誰も知らない2

古典文法・せいようの日記。

ヘッセとかサリンジャー

トーキョーで大学生をしている悩める三女(繊細さん)のために、何か本でも送ってやろうかと思いつく。わたしが彼女の頃救われたブンガク作品と言えば絶対に、ヘッセのデミアン、サリンジャーのフラニーとゾーイー(大工よ、屋根の梁を高く掲げよ)、あたり…

今日の偶然0414

認知症の(二月に施設に入った)母の家のことを考えていた。Hakusekimatoriさんのページを久々に訪問したら、銀色の魚silver fishのことが書いてあって目が点になる。 これが今日の偶然。 三月に母の家を片付けていたとき、日本語で紙魚(しみ)と呼ばれるぞ…

今日の偶然

赤瀬川原平「世の中は偶然に満ちている」を読んでいた。土曜日のカフェタイム。飲んでたのはティーだけど。 背後でがっしゃーん、と陶器が割れて四方八方に飛び散った。今日の偶然。 こういうことを書いてみようかなわたしも、と思いついた次第。 私は仕事を…

心身の健康

最近読んだ本のマイベスト1は間違いなく、「言語の本質(今井むつみ、秋田喜美)」。そして新たに最近、狂喜して読んだ「新しい戦前(内田樹、白井聡)」を2位に入れるのは忍びない(?)ので、読んで溜飲を下げた本ベスト1にしとこう。 新しい戦前 この国の…

悩める歯磨き粉

めずらしく、悩んでいる。自分にはどうすることもできない、家族の悩み。近所に住む認知症の母である。 どうすることもできないのだけれど。結局。各所に電話をかける。メールを送る。相談。愚痴。幸いなことに、アメリカ在住の妹と、夫、長女、と少なくとも…

ドイツ語とロシア語

ドイツ語をいつかやろう、と思いながら忙しさを理由になかなか始めないので。思い立ってついさっき、Dropsというアプリで勉強を始めたーアプリだけで。 一日5分、アプリで勉強するだけで、どれだけモチベーションが上がるかチャレンジ(古い人間なので、本当…

発熱と幸田文

幸田文の「闘」を読み始めたら、熱が出た。結核病棟の話である。なんの因果か! でもまあ、病気の時に明るい話を読むよりはなんかいいかも、なんてことを思って、最後まで読んでしまう。群像劇というのか、主人公が一人に固定された書き方ではない。まあ、こ…