10年前の自分に会ったら、スリッパで階段降りるのやめろと言いたい。あと、コーヒーとチョコレートはほどほどにせよと。石できるからな。豆乳もやめとけ。アレルギーに苦しむぞと。
母が六匹の猫を連れて帰ったのに気付いたらすぐ、里親探しを手伝えと。いやしかしあの頃はまだ、保護猫ブームはなかったな。便利な里親探しサイトもなかった。スマホも。
9年後には母の認知症に死ぬほど振り回されること。だけどピークは一年で、一年以内に素敵なグループホームとの出会いがあり、救われること。

だけどまあ、10年前の自分にどれだけ入れ知恵ができたとしても。スリッパでふらふらしながら階段降りて、滑って尾骨骨折することは防げても(それに伴って五十肩みたいな症状で右腕が上がらなくなり、長いこと苦しむことも)。好きなもの好きなだけ食べて病気になることも、母が認知症になることも、多分(絶対)防げないわけで。
そんならせめて、これ一つだけ伝えたい。
9年後、母の問題で弁護士の無料相談に行ったとき、ついつい、流れで同じ弁護士に、成年後見人の申請手続きを、絶対に頼まないこと!
まさか一年たっても何の仕事もしてくれない弁護士がほんとにいるとは、知らなんだ。
弁護士って市民の(少なくとも金払った顧客の)味方じゃなかったのか。
そうでもなかったらしい。
今週のお題「10年前の自分」







