誰も知らない2

古典文法・せいようの日記。

葬式とかシューカツの2

56歳で死んだ父は三人きょうだいの末っ子で、姉(つまりわたしのおば)には特に溺愛されていた。そのせいもあるのか、おばはうちの母にもあまりよい感情を持っていなかったようで、父の死に際しては、いやもうそれは色々と大変でした。

死の報を受けて松山から出てきたおばがわたしの母のうちにいて(よく覚えていないが遺体がまだ奥の部屋にあっただろう、闘病中一時帰宅時の突然の死であった)、深夜、何だか突然母にブチ切れて泣いて部屋を飛び出したおばを、おばさん落ち着いて!と、妹と二人、マンションのエレベーター内で説得し連れ帰った記憶がある。ちょうど30歳だった頃のわたし。

愛する弟を取られたというか、悲しみのあまり、死をわたしの母のせいにしたかったり、まあそんなところだろうが。おばはその後、わたしたち家族とは絶縁することに決めたらしく、松山に墓参りに行ってもわたしたちには会ってくれなかったし、松山のおばあちゃん(つまりわたしの父の母)が死んだときには、なんと連絡すらしてくれなかった!

葬式(とか死にまつわる色々)は、かくして、わたしにとっては何だか、なんだかなあ、という感じの、まあ一つの言い方としては、死ぬ当人の思い通りには全くならない、残念なもの、というようなものになってしまっている。

だからだと思う。

わたしが常々、カゾクにお願いしていること。

  1. わたしが死んだら、職場の人の弔問は、絶対に、絶対にお断りしてね(ただし仲良しの〇〇さんだけはオッケー)。他の人たちには、死に顔見られるなんて死んでも(あれ?)嫌だ。
  2. わたしが死んだら、いわゆる「直葬」というやつでお願い。
  3. わたしが死んだら、まあ、入れたかったらどこかのお墓に入れてもいいけど、本音を言うとどこにも入りたくない。お骨ジュエリーにでもして、ぽいってその辺に置いておいてもらう、それが一番いい感じ。残った骨は、ぷー(二年前に死んだ初代猫)の骨壷の隣りにでも。

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葬式あるいはシューカツネタ、まだ行ける。

(誰にも求められていない気はするけど!)