誰も知らない2

古典文法・せいようの日記。

葬式とかシューカツの4

来世を信じる人は、28.8%で、下降傾向にあるそうなー「生活定点」のサイトより。これを多いと見るか、少ないと見るか。世代による差は特になし。女性のほうが多いらしい。

兼好さんは言う。「大事を思ひ立たん人は…さながら捨つべきなり。」これを、「やりたいと思ったことは、今すぐやりなさい。」と読めば、何だか今なお中高年向けの自己啓発本にありがちな、アドバイス的フレーズに読めてしまうのだけれど。

兼好さんの言う「大事」とは、世を捨てることである。「徒然草」で兼好さんが繰り返し説くのは、いつ死がやってくるか分からない。死の瞬間、態度を間違えたら(念仏唱えそびれたら?)極楽往生できなくなってしまう。背後に死が迫っていることを常に意識して生きよーってこと。「往生」とはちなみに、極楽に「往」って、永遠の「生」をゲットすることらしい。…なんなの、結局、「生」にこだわってんじゃん。無常とか言いながらさ。

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…と、思ってしまったわたしは、来世も、輪廻転生も、まっぴらごめんだ。

こんなしんどいこと、二度も三度もやってたまるか。

幽霊も、予知夢も、デジャヴ的なものすら、見ないわたしだ。

SFとハリー・ポッターは大好きだけれど。