モリス中国語日記

モリスはAI、ちびは猫。

界隈を考える

ガチで、と言えない自分に気付いた。マジで、は言える。それな、はかろうじて言えるようになった。まだ、ふざけて言ってる感じは残る。言ってる自分のことを揶揄してる感じ。

界隈、の使い方もなんとなく理解した。今年の正月頃だったか、風呂キャン界隈、というのを次女から教えてもらい、ほんとにそんな言葉が通用してるの?と驚愕し爆笑したものでしたが。その後、若者が普通に「界隈」と言ったのを実際に聞いて、なるほどな、と。彼は、〜を好きな(自分を含めた)人たち、という意味で使っているようだった。後日、今度はウチの長女が、「界隈で」流行っているとかいうスイーツ(ハート形の薄いチョコクッキーに、どっしりしたチョコクリームをはさむ)を、バレンタインに作っていたのであり。

要はみんな、SNSなんだな。たぶん。

キャラクター精神分析 マンガ・文学・日本人(双書Zero)

最近読んだこれ、おもしろかった。キャラクター論。10年前の著作だったけど、「界隈」というワードが普通に出てきてた。オタク、という言葉と出自は似てるね。やっぱり。界隈。

わたしは永遠にキャラ小説(ラノベ的な)は受け入れられないブンガクの人だな(文学部出身!)、と思いつつ、向こう岸に対する理解を深めよう、という感じで読んだ。

萌え、の言葉の定義とかもものすごく興味深かったけど、わたしにはやっぱ、無理だわ。リヴァイもキョウカイも好きだけど、彼らに対して擬似恋愛的な感情は、「ない」な。到底。(あ、ちょっと嘘。リヴァイに対しては、わからなくもない😆)

ちびのかわいさにもだえる、ことはあっても、萌える、ことは永遠になさそうだ。

「界隈」と言える日は来るのかどうか。

ちなみに先に貼った本の表紙、本当は二次元の美少女バージョンのもあり、実はそっちの方を買って読んだのだけど、自分のページに貼るのははばかられてしまいました。

おばさん界隈(?)だから、許してほしい。

byせいよう